section05:
僕、プロテストを受けて落ちたことがあります(片山)
小松:今、プロの男女比ってどのくらいですか?
梶本:1割くらいが女性じゃないでしょうか。
来生:女の人の麻雀って、早いよね。
梶本:早いですね。
高杉:女流の方が早いです。ゆっくりしてくださいって言わないと、カメラが追えない(笑)。
来生:カメラで追うのも大変だろうね。
片山:女性はあんまり、考えないんですよね。感覚的に切るんですよ。男の方が理論的に考えますよ。あれは、麻雀の面白さですね。女性でも、ある程度打ち慣れてくると反射的に打つんですよね。パッパッパっと。
来生:でもさ、結構ちゃんと……。
片山:うまいですよ。今の女子プロは、すごく効率良く打ちますよね。
来生:金子プロなんか、静止画像になったりするもんね(笑)。(注:本当に静止画像が流れているわけではなく、長い間動きが止まるため、解説で“静止画像”と言われているらしい)あれ、本当におかしいんだけどさ。本当に長考しちゃうの。ああいうの、女子プロはないもんね。
梶本:ないですね、女子プロは。
片山:早いですね。
梶本:少しは見ている人のことを考えろって(笑)。リーチの時に、捨て牌が映るじゃないですか。僕は、あのカメラと各々の手牌を、ほぼ同時に見ているんですけど、早すぎて追いつけないですから。「ちょっと抑えて、抑えて」って思うんですけどね。
片山:毎年、「女子プロになりたい」って、女の子がこの業界に入ってくること自体が、昔では考えられないことですね。僕らとしては、すごく嬉しいんですよ、これだけ女子プロの人数がいるっていうのは。
来生:やっぱり、女性で麻雀をやる人が増えてるってことなのかな。
梶本:そうですね。雀荘のイメージが、昔の博打場っていうよりはゲーセンに近くなってきているんですよね。
来生:結構、ペーパー試験も難しいんでしょ?
梶本:難しいですよ。
片山:僕、プロテストを受けて、一回、落ちたことあります。
来生:一回、MONDO21で問題を紹介していたんだけど、「えー、難しいことをやっているんだ」って思った。ああいうことをクリアしていかないと、実践だけではダメなんだね。
高杉:どっちかというと、麻雀のプロに求められるのはペーパー的な要素なんです。
梶本:ペーパーテストの知識って、運、不運がないじゃないですか。
片山:麻雀について、どれだけ語れるかっていうのが、やっぱり大きいですから。梶本プロみたいにクールに全部解説できるっていうのは、重要なんですよ。
梶本:慣れなんですよ、あれも。
片山:でも、できない人は、本当にできないよ。パッと手牌を見て、瞬間的に「これはこうです」って言えるっていうのは、ひとつの才能なんです。だから、梶本プロは解説、うまいよね。うまいってことは、麻雀をよく知っているっていうことだから。細かい部分も。
来生:梶本さんは理論派だけど、片山さんは違うでしょ(笑)。
梶本:いや、理論派っていうのは、勝手につけられたんですよ(笑)。
来生:片山さんは「テクニック大王」だから(笑)。
片山:テクニック大王です(笑)。これは、自分で言ったんですけど。テクニックを否定する大御所がいたんで、アンチの意味を込めて「テクニック」みたいなことを言い出しちゃたんですよ(笑)。
来生:そうだったんだ。