「ライブを控えて……」
皆さん、お元気ですか?
皆さんが元気であれば、なによりです。
⼩⽣のほうは、もう70を過ぎ、元気なのか、よくわからないといった按配です。
さて、コンサートツアーが近づいてきました(6⽉17⽇、東京・⽇本橋三井ホールから スタートです)。楽しみでもありますが、正直、不安も⼤きい。なにせ、ライブは去年のク リスマスライブ以来になりますので。
デビュー25 周年のとき、『Times Go By 来⽣たかお作品集』という 11 枚組 CD を出しま した。発売に際し、⼩⽣は「1976 年10⽉にデビューアルバム『浅い夢』が発売されたと き、僕は、ただただ⾃分のアルバムを出せた幸福感でいっぱいで、その先のことなど考えら れませんでした。それから25年が経って、現在でも⾳楽活動を続けられている喜び。本当 に幸福な⼈間だと思っております」とコメントしています。そして、それからさらに22年 経った今現在でも活動を続けられていることは、ファンの⽅々のご⽀援、メンバーやスタッ フ、姉えつ⼦、そして妻、⼦どもたち家族のサポートの賜物だと思っております。
今年10⽉からはデビュー48年⽬に⼊りますが、⻑きにわたって活動でき、今年もライブ を⾏うことができること、本当に幸せです。その思いを胸に秘め、良いライブをお届けでき ればと思っています。是⾮、皆さん、⾜を運んでください。
それでは、また。ご機嫌よう。
5 ⽉下旬 来⽣たかお
追伸:もし、ヘンリー・マンシーニ⽒がこの世に存在していなかったら、あの「ムーン・ リバー」のメロディは⽣まれていないのだろうか。もし、中村⼋⼤⽒がこの世に存在して いなかったら、あの「遠くへ⾏きたい」のメロディは⽣まれていないのだろうか。もし、 ニーノ・ロータ⽒がこの世に存在していなかったら、あの「太陽がいっぱい」のメロディ は⽣まれていないのだろうか。もし、いずみたく⽒がこの世に存在していなかったら、あ の「いいじゃないの幸せならば」のメロディは⽣まれていないのだろうか。そんなメロデ ィを作りたい。