「’24. K-①」
今年も遅ればせながら新年のコメントになりました(恐縮)。
2024年、スタートしたその日に石川県能登半島地震が発生し、そこで暮らしていた方々が甚大な被害を受けました。なんと不条理な悲劇が起きるのだろうか、元旦に。合掌。
被害に遭われた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。そして、亡くなられた方々へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
私事になりますが、年が明けて数日、喉に違和感があり、8日の夜に、とうとう39℃の高熱が出てしまいました。これは、もしかしたらコロナなのではないかと思い、救急病院へ連絡したのですが、熱が出て24時間経たないと検査ができないとのことで、その日はすぐに寝ることに(なかなか寝付けなかったけれど)。幸い、翌日には平熱に戻りましたが、朝、味覚がないことに気づき、心配だったので、10日に病院でPCR検査を受けました(翌日に味覚は戻りました)。翌日の16時までに連絡がなければ陰性とのことで、それまで気が気ではなかったわけですが、連絡はなく、コロナではなかったようで、とても安心しました。ただの風邪だったのかもしれません。その後も少し鼻水は出ていますが、大丈夫です。かみさんにうつらなくて良かったと、とてもホッとしています。
そんなこともあって、今年は15日に田無神社へ参拝に行ってきました。我ら夫婦、ミミ(我が家の犬)、息子家族たちが何事もなく、普通に過ごせますように。そして、ファンの方へ、デビュー49年目になる今年もよろしくお願いします。などなど、まあ、この年齢になると、このようなことを願ってしまいます。
今月はしっかり養生して、来月から動こうと思っています。皆さんも、くれぐれもお体に留意して過ごされますよう。
それでは、ご機嫌よう。
1月末日 来生たかお
追伸:今年に入っても、YouTubeでは、tkob12さんから、小生の提供曲が続々と配信されています。まあ、同じような曲もあるけれど、これまでたくさんのシンガーに書いてきたんだと、感慨深く(亡くなられたシンガーもおり)思いを馳せております(中には良い曲もありますね)。
黒澤明監督の名作「生きる」(1952年)のリメイク版で、ビル・ナイ主演の「生きる」(2023年)を観ました。なかなか良かったですよ。AI、CGなどを駆使しているのだろうと思いますが、1950年代のイギリスの街並、雰囲気はとても懐かしく、素晴らしい映像でした。重いテーマですが、主演のビル・ナイが笠智衆さんに見えて、元は黒澤作品なんだけど、なんとなく小津調な感じがして面白かったです。お勧めします。次は、アキ・カウリスマキ監督(この人も小津を敬愛している)のフィンランド映画、「枯れ葉」を観たいと思っています。